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チョン・イル日本ファンカフェ『ILWOOSTORY Japan』

チョン・イル君の日本ファンカフェです!韓国公式カフェ「ILWOOSTORY」承認のもと活動中!

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【レビュー】太陽を抱く月 第10話

2013.03.25 Mon | 編集

【レビュー】太陽を抱いた月 第10話■太陽を抱く月 第10話 ”死者伝書”

■登場人物:イ・フォン(キム・スヒョン)/ヤンミョン(チョン・イル)/
ホ・ヨヌ,ウォル(ハン・ガイン)/ホ・ヨム(ソン・ジェヒ)/シン氏(ヤン・ミギョン)/
ウン(ソン・ジェリム)/ソル(ユン・スンア)/ヒョンソン(チョン・ウンピョ)/
国巫チャン氏ノギョン(チョン・ミソン)/チャンシル(ペ・ヌリ)/
ミナ王女(ナム・ボラ)/大妃ハン氏(キム・ソンギョン)/大王大妃ユン氏(キム・ヨンエ)/
ユン・デヒョン(キム・ウンス)/中殿(ボギョン:キム・ミンソ)/ナ・デギル(キム・ミョングク)

*7話以降は、台本が入手出来なかったので大目に見てくださると幸いです(汗)
*画像はクリックで大きくなります。
*動画はこちらでご紹介しています^^

レビュー作成日:2012.3.25


追記(2013/3/25)→ NHK BSプレミアム(カット版)をご覧の皆様へ
カットシーンを青字にしてますので参考にして頂ければ幸いです^^
                    関連タグ:レビュー 太陽を抱く月       

康寧殿(王の寝殿)。

フォン「私は今とても疲れてだるい。
そしてまた、心の中に望まない苦しみが…積もりそうだ。
だからお前が私の疲れを取り除かなければならない。
私の心の中を占めようとしているこの苦痛を、お前が眠らせなければならない。
できるか? 答えなさい、できるのか?」

ウォル「やらせてください。お許し下さるならば、王様を苦しめる厄と悪毒な妖気を、私が塞いでみせます。」
フォン「(ウォルを見つめながら)顔を、上げてみよ。上げなさい。御命だ。」

ゆっくりと顔をあげるウォル。
その時、恐る恐るそっと扉を開けて部屋の中を見てみる中殿ボギョン。
厄受け巫女の横顔と、巫女を見つめているフォンがいた…

中殿が覗いていると、誰かがその扉を閉めた…ウンだ。

中殿は、何するの?!という目つきでヒョンソン達のほうを睨む。
扉の取っ手から手を放し、中に入るのをあきらめる中殿。
そして、屈辱に満ちた表情でヒョンソンへ

中殿「お体が心配で来ただけ。王様には…黙っていて。」

承知しましたと頭を下げるヒョンソン。

中殿はチョ尚宮と康寧殿を出て行く。

一息ついたヒョンソン。すると中から
フォン「誰かいるか!」
ヒョンソン「はい、王様。」
部屋の中に入るヒョンソン。

ヒョンソン「(一礼し)お申し付けください。」
フォン「御医を呼べ。」
ヒョンソン「えぇ?体調がすぐれないのですか?」
フォン「すぐれないのは私でなく、その者だ。」
ヒョンソン「王様、それは出来ません。」
フォン「何がいけないんだ?」
ヒョンソン「御医は、王室のためにあるのです。このような卑しい身分の巫女のために…」

フォン「私の厄と悪毒な妖気を代わりに受け取る人間お守りではないか?
その者の体がすぐれなければ、私にも被害が及ぶだろう。
つまりその者でなく、私のためであるのだから、さっさと呼んで来い!」

ヒョンソン「ですが王様…」
フォン「御命、御命だ!」
仕方なく命令に従うヒョンソン。
そしてウンも外へ。



康寧殿 外。
護衛隊長「何故出てきた?」
ウン「そばを離れていろとの御名がありました。」
護衛隊長「あぁ…」
ウン「何ですか?それは。」

護衛隊長「あ、厄受け巫女が隠し持っていたんだが、手紙のようだな。
どうやら王様にこっそり恋文でも差し上げるつもりだったようだ。確認してみろ。」

手紙を広げてみるウン。



交泰殿(王妃中殿の寝殿)。
屈辱に震えている中殿ボギョン。

回想。
先程、フォンの部屋で見た光景。
フォンと、厄受け巫女ウォルの横顔…

中殿心の声「明らかに女性を見るお顔であった…」



康寧殿。
ウォルの腕に鍼を打つ御医。
その間、書物を読んでいるフォン。
ふいにフォンとウォルの視線が合う。そんな二人の様子を見て怪訝そうなヒョンソン。

そして、フォンは布団に入り、その横に座るウォル。

回想。
フォンの声「私の心の中を占めようとしているこの苦痛を、お前が眠らせなければならない。」
ウォルの声「王様を苦しめる厄と悪毒な妖気を、私が塞いでみせます。」

現実。
そして静かに部屋を出て行くウォル。




翌朝 康寧殿。
昨晩、護衛隊長から受け取った手紙を差し出すウン。

フォン「これは何だ?」

ウン「厄受け巫女が隠し持っていたのですが、王様へ差し上げるつもりだったようです。
不必要でありましたら、お下げします。」

フォン「置いておけ。」

手紙を読むフォン。

フォンの声「野草は不嘉でも欲為用だ。」
ウォルの声「野草は、たとえ美しくなくても使い道があるように」

フォンの声「巫女は不人でも欲為民だと…」
ウォルの声「巫女は、たとえ人間ではないと思われても、王様の民になろうとします。」

回想。
フォン「人間でもない者が無礼にも…私の体に手を触れたというのか?」

現実。
フォン「巫女も民であり人間だから、無視しないでくれだと?短く太く一杯食わされたな。」
ウォルの手紙を覗き込み、フォンににらまれるヒョンソン。

ヒョンソン「(笑いながら)漢字を知っている巫女も珍しいですが、このような字を書く巫女もまた珍しい…」

回想。
ふと、15歳の時、ヨヌにもらった手紙を思い出す。
幼いフォン「ちょっとこれを見てくれ、ヒョンソン。これが13歳の女子の書く字か?
聡明だとは思っていたが、バカだな…私が…お前の事を忘れられると思うか?」

現実。
フォン心の声「私が…お前の事を忘れられると思うか?」
寂しそうな表情をするフォン。

そんなフォンの心を慮ってか
ヒョンソン「王様…」
フォン「何だ?」
ヒョンソン「その者は、巫女でございます。」
フォン「誰が違うと言った?」

ヒョンソン「生涯、王様のおそばでお仕えしてきた私です。お顔を見れば、王様のお心はお察し出来ます。
どうかお心を乱さないで下さい。」

フォン「お前はつまり、私が巫女如きに心を惑わされてると言っているのか?」
ヒョンソン「あの者は…ヨヌお嬢様ではないのです。いくら似ているとはいえ、ヨヌお嬢様はもう…」
フォン「うるさい、うるさい、その口を閉じろ!!!」
ヒョンソン「王様…」
フォン「顔も見たくないから、しばらくあっち向いてろ!」

ヒョンソン「昨晩、中殿様がこちらにお出ましになりましたが、そのままお帰りになりました。
女性としての自尊心を捨て、何とか耐えてお帰りになられた中殿様のご心情はどんなものであったでしょうか?
どうか…中殿様のご心情を汲み取ってください。」



交泰殿。
床に伏せる中殿。

チョ尚宮「中殿様、中殿様!」
中殿「何の騒ぎだ?」
チョ尚宮「王様が交泰殿にお出ましになるという伝言でございます。」
中殿「(サッと起き上がり)唐衣を…唐衣と装飾品を出して、早く。」
チョ尚宮「はい。」



宮殿の一角。
交泰殿へ向かうフォン。
その姿を離れた場所から見守る大妃ハン氏。



大王大妃殿。
大王大妃ユン氏「王様が交泰殿にお入りになったと言いましたか?」

大妃ハン氏「はい、大王大妃様。私がこの目で見てきました。
これまでの中殿の精神的苦痛は並大抵ではありませんでしたが、
その真心がついに王様にも伝わったのではないでしょうか?」

大王大妃ユン氏「実に神がかりなことです。」
大妃ハン氏「え?」
大王大妃ユン氏「寝殿に厄受け巫女を入れてからというもの、すべてが上手くいっている。」

大妃ハン氏「それが、何故あの者のおかげだと言えるのですか?
常に王様の安否を心配なさっている大王大妃様の誠意が天に届いたおかげではありませんか。」

大王大妃ユン氏「そばに置くだけでも、お体がお元気になられ、
しかも元嗔煞(夫婦間で理由もなく互いを嫌う一時の気勢)が解けるとは。
やはりチャン氏の神娘です。また改めて観象監(クァンサンガム)に合房日を決めてもらわなければ。」

大妃ハン氏「え?もう日が決まっているのに何故?」

大王大妃ユン氏「これまで王様の体調のせいで、苦労して日を決めてもいつも失敗に終わりましたよね?
王様のお体が健やかなことこの上なく、お二人の関係が回復する兆しを見せているのです。
この機会を逃してはいけません。」

大妃ハン氏「ですが、天機に基づけば、合房に最適な日は、そう多くはないと思いますが…」
大王大妃ユン氏「天が助けているではないですか。 ひと月も待てません。出来るだけ早い日にしなくては。」



交泰殿。
フォン「顔色が良くないが…何か言えない心配事でもあるのか?」

中殿「私は、王様のお体を心配すること以外、他に心配な事は何もありません。
ただ昨晩はよく眠れなかったので…」

フォン「昨晩…康寧殿に来たと聞いた。」
中殿「申し訳ございません。無礼だとは知りながら、王様のお体が心配でつい…」
フォン「何を監視しようとした?」
中殿「え?監視だなんて…まさかそんなこと…」

フォン「中殿が何を見て何を聞こうが、私の寝所に人はいなかった。
何かを見たとすればそれは…観象監(クァンサンガム)が準備したお守りであろう。ひと月後だったか?」

中殿「何のことでございますか?」

フォン「中殿と私の合房日だ。内医院と観象監からは、その日までは互いに距離をおいて、
心身を浄化させるよう努めろと言われているな。」

中殿心の声「だから、二度と康寧殿に来るな…という意味ですか?」
フォン「分かってるようだな。」

交泰殿を出るフォン。



交泰殿。
中殿心の声「一体何を隠そうとしているのですか?
私が行く事を警戒する程、王様が隠そうとなさるそれは…果たして何なのですか?」

回想。
昨晩フォンの部屋で見た二人の姿を思い浮かべる。

中殿心の声「恋心…ですか?(涙を流しながら)死んだ亡霊だけでは物足りなくて、
今や卑しい巫女なんかに想いを寄せるのですか?」

中殿「チョ尚宮。」
チョ尚宮「はい、中殿様。」
中殿「至密女官(康寧殿に仕えている女官)の中で、こちらの人間として使いものになる者がいるか探してみて。」
チョ尚宮「え?何故、至密女官を?」
中殿「使える者を見つけたら、毎晩王様のそばを守る厄受け巫女の…一挙手一投足を監視して報告させなさい。」
チョ尚宮「中殿様!」



都 紙屋。
店主「巫女ですか?」
ヤンミョン「私の顔をよーく見て。この前私と一緒に来た女人を覚えていないか?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

店主「(しばし考えて)あ~!思い出しました。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

店主「あまりにも姿が完璧で高尚だったので、
良いお宅のお嬢さんなのかと思ってましたが巫女だったのですか?」

ヤンミョン「あの後、この店に来たことはないのか?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

店主「えぇ、記憶にないですねぇ。」
ヤンミョン「分かった…」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

紙屋から出てきて、ウォルを探す当てがなくなり力なく歩くヤンミョン。

【レビュー】太陽を抱く月 第10話



都の一角。
道で、星宿庁の随従巫女姿のチャンシルとすれ違う。
チャンシルは思い出す。

回想。
悪い男達に、神童として商売に利用されていたチャンシルを、幼いヤンミョンが助けてくれた場面。
幼いヤンミョン「(背負いながら)もう少しだけ我慢しろ、医者に連れて行ってやるから。
それから、俺はまだおじさんじゃないぞ、こら!」

現実。
去っていくヤンミョンの後姿を見ながら微笑むチャンシル。



都の一角。
ヤンミョン、とぼとぼ歩きながら

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

回想。
ナ・デギル「その罪の程度が悪く重かったので、遠く辺境で追放しました。」
ウォル「ありがたいお言葉ですが、今は安全な所にいます。」
ナ・デギル「巫籍に名前もなく淫事を行ったので、追捕したのではありませぬか…」
ウォル「ウォルと申します。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

現実。
ヤンミョン心の声「二人のうち一人は明らかに私に嘘をついている。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン心の声「一体誰が何の理由で、嘘をついたのか?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

すると後ろから
チャンシル「兄さん!」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン「に…兄さん?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「(抱きついて)生きていたんですね~」
ヤンミョン「ちょ、ちょっと待って!見るに…妓生ではないようだが…」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「妓生じゃなくて、巫女!水宮天女でしょ?!」
ヤンミョン「水宮…天女?」
チャンシル「神秘の石、覚えてない?」
ヤンミョン「神秘の石……」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン「あぁ!事が起こる前に全てを見抜くあの子供!」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「うんうん!」
ヤンミョン「わぁ~すっかり大きくなったな。危うく見過ごすところだった。元気か?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「うん、神母様が育ててくださって、今は使者じゃなくて本物の巫女よ。」
ヤンミョン「それはホントに良かったな。(ハッとして)今…巫女と言ったか?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「うん、星宿庁所属。」

ヤンミョン心の声「都で巫女が一番安全でいられる所…」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン心の声「都を自由に出入り出来る巫女達がいる所…」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン「(チャンシルの肩をつかみ)星宿庁の随従巫女の中に、ひょっとして…ウォルという巫女はいるか?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「ウォル…」

その時、チャンシルはノギョンの言葉を思い出す。

回想。
ノギョン「私があれ程、口に気を付けろと言ったのに…その口を縫わなきゃ、分からないの?!
見えても見えないフリ、聞こえても聞こえないフリ、一言も口外してはならないと言い聞かせたではないか?!」

チャンシル「私また何かしでかしたんですか?」

ノギョン「月とか太陽とかもう一度、口にしてみなさい!お嬢様に関することをもう一度口にしてみなさい!
直ちに、お前の体が引き裂かれることになるわよ!」


現実。
チャンシルは首を振り
チャンシル「知らない。ウォルという名前は…初めて聞いた。」
ヤンミョン「そう言わないで、もう一度思い出してみてくれ。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「もぅ知らないってば。星宿庁にそんな名前の人はいないわ。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

同僚巫女「ちょっと、チャンシル!」
チャンシル「(ここよ!と手を振って)今行きます!」
同僚巫女「早く来なさいよ!いつまで油売ってるつもりよ!」
チャンシル「兄さん、縁があったらまた会おう。」
ヤンミョン「おいおい…」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン心の声「星宿庁でもないなら一体…どこだと言うんだ…」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話



星宿庁 ウォルの部屋。
部屋で眠っているウォル。その脇でこん棒を磨くソル。
そこへしょんぼりしたチャンシルが入ってきた。

ソル「市場通りに行くんだ~って楽しみに出かけたのに…何でそんな顔してるの?」


チャンシル心の声「(ウォルを見ながら)ごめんね、兄さん。ホントにホントにごめんね。」

そしてウォルに寄り添って横になるチャンシル。
見ると、ウォルが夢にうなされている。

回想。
ウォルの夢の中。
お面をつけた幼いフォンに手を引かれ、隠月閣にたどり着いた幼いヨヌ。

現実。
ソル「お嬢様、お嬢様!」
うなされているウォルに呼びかける。

回想。
ウォルの夢の中。
お面を外し、フォンの顔が現れそうな場面…

現実。
ハッと目を覚まし飛び起きるウォル。
ソル「お嬢様、どうされました?また同じ夢を見たのですか?」
うなずくウォル。
ソル「しばらく見てなかったのに、何故また…」
ウォル「どうしてかしら…」
ソル「今回も顔は見れなかったのですか?」
ウォル「うん、今回はどうしても見たかったんだけど…あ~今度こそは見れると思ってたのに…」

ソル心の声「お嬢様…仮面の中の顔がそんなにも気になりますか?
毎晩、そのお方のおそばを守ってらっしゃるのですよ…」



康寧殿。
また今日も厄受け巫女の役目を果たしに来たウォル。
ウンに一礼し中へ入っていく。
すると、フォンは座って書物を読んでいた。とまどうウォル。

フォン「手紙を使って私を一杯食わせたな。お前が私をどれくらい怨んでいたのか、
十分に察しても余りあった。」

ウォル「怨んではおりません。」
フォン「言葉ではそう言っても、お前の文章は明らかに、私を叱責していた。 私が読み間違えたのか?」
ウォル「真心に充ちた諌言と、私的な感情に片寄った願望は、厳格に違うものでございます。」
フォン「怨んではないが、叱責したのは事実だ…」

ウォル「私はただ…単なる道端の石ころさえ、存在理由があるように、
巫女である私もまた、王様の民として受け持った任務を全うするという覚悟を記しただけでございます。」

フォン「王になった私の徳が、民に平等に届いてないことを叱り、私の無能さを言い聞かせたのではなくて?」

ウォル「書いた人の意図とは関係なく、読む者の偏見と主観が介入すれば誤解が生じるものでございます。
王様がそのように感じられたとすれば、そのようにお感じになられる理由があるのではないですか?」

フォン「はっ!それは即ち、私が偏見に満ちていて行間を読み取れず、
政治もまた上手くできていないということではないか?」

ウォル「そのような意味ではないのですが…」

フォン「かわいがってやったのに、結局度を越すんだな!
お前が今相手にしている者が誰なのか忘れたのか?私はこの国朝鮮の!!!」

回想。
幼いフォンの声「私はこの国朝鮮の…」
幼い頃、同じことを言った時の記憶がよみがえる。幼いヨヌの顔が思い浮かぶフォン。

現実。
フォン「(立ち上がり)誰かいるか!」
ヒョンソン「(中に入ってきて)はい、王様。お申し付けください。」
フォン「息が詰まりそうだ。散歩に行くから支度をしなさい。」
ヒョンソン「夜風が冷とうございます。散歩は明日にされては…」
フォン「息が詰まりそうだと言っただろ!」
ヒョンソン「(女官に向かって)支度を急ぎなさい。」
フォン「(部屋を出ようとして)お前は何をしているんだ?」
ウォル「はい?」

フォン「いつかは私の代わりに横厄(思いがけない災難)を受けると言っときながら、
何故今はその任務を全うしないのだ?お前は私のお守りだから、さっさとついて参れ。」



隠月閣。
フォン「(お付の者達に向かって)しばし下がれ。下がれと言った。ウン、お前も下がっていろ。」

お付の人々は下がる。ウォルも下がろうとすると

フォン「(ウォルの手をつかんで)ここにいろ。お前は私のお守りではないのか?」

まだ近くにいるお付の人々へ向かって
フォン「もっと下がっていろ。」

そして”閉”という紙が貼られた扉を見つめるフォンとウォル。
するとウォルの脳裏にこんな場面が浮かぶ。

回想。
世子嬪に選ばれた幼いヨヌが、ひとり寂しい思いをしているだろうと、
幼いフォンが隠月閣を訪ねて来る場面。
病にかかった幼いウォルが実家へ送り帰される日、二人で涙をながした場面。
幼いフォン「ヨヌ…ヨヌ…ヨヌ!」

現実。
ウォル「もしかして、ここに…王様の思い出と悲しみを埋めたのですか?
(フォンは振り返り)ここで涙を流してらっしゃる方が…王様でございますか?」

フォン「一体…何を見たのだ?(ウォルを抱き寄せてウォルの顔に手をあて)神気で見たのか?」
ウォル「さようでございます。」
フォン「ならば、お前の神気で言い当てて見ろ。」
ウォル「何をでございますか?」

フォン「これから私が何をすると思う?
(ヒョンソンを見ながら)今日尚善(ヒョンソン)が私に変なことを言っていた。」

フォン「(視線をウォルに戻しますます顔を近づけて)お前はどう思う?
私が単なる巫女に過ぎないお前を…抱くことができるだろうか?」

ヒョンソン、ウン、お付の女官達、皆顔を背けて二人を見ないようにしている。
そんな彼らの姿を見るフォン。

ウォル「何故このようなことをなさるのですか?」
と、その時、フォンはウォルの手を引いて走り出した。
ヒョンソンは慌てて女官達に言う。

ヒョンソン「何をしておる。早くついていきなさい。」
走り出す女官達。何故かウンはフォンが逃げた方と反対方向へ歩いて行く。

走るフォンとウォル。



宮殿内 とある亭閣。
部屋の中に入る二人。

フォン「一体、お前の正体は何だ?」
ウォル「巫女、ウォルではありませんか…」
フォン「いや…お前はウォルじゃない。」

ウォル「ならば…何でございますか?ただの名前のない巫女として生きて来た私を、
ウォルと…名付けてくださったのは王様でございます。」

フォン「(ウォルの肩をつかみ切々と)私が…本当に分からないか?本当に…私に会った事はないのか?」

ウォル「王様は…私にどなたの痕跡を探しているのですか?
私を通して、どなたを見ているのでございますか?ヨヌ…というあのお方ですか?」

その頃、王様の上着を持って駆け付けるヒョンソン達。
ウンは既にここに立っていた。

ウォル「おそばで王様をお守りするようお許しになった理由は何でございますか?
私が、その方に似ているからですか?ですが私は…その方ではありません。」

フォン「もう口を閉じよ!お前は今自分の身分を越えるんだな。
私が気を許したといっても心まで与えたと思うのか?
お前はただ厄受け巫女なだけ、それ以上でもその以下でもない!
(涙ぐみながら)お前何様のつもりで私を…お前如きがそもそも何のつもりで私を!恐れ多くもこの私を!!!」

フォン心の声「惑わせるのだ?」

そう言って少しふらつくフォンを支えようとしたウォルへ
フォン「近くに来るな。これ以上線を越えたら…容赦しないぞ。」

そしてフォンは外に出る。すかさずヒョンソンがフォンの肩に上着をかける。後に続くウォル。
フォン「(ウォルへ向けて)今晩は一人で眠るから、ついてこなくてよい。」

フォン「ウン、あの者に知られないように行く道を注意してみてやれ。
また、帰り道に立ち寄らなければならない所がある。」

寂しそうに歩くウォルは、先程のフォンの言葉を思い返していた。

回想。
フォンの声「私が気を許したといっても心まで与えたと思うのか?
お前はただ厄受け巫女なだけ、それ以上でもその以下でもない!」

少し離れた場所から、ウォルを見守るウン。



星宿庁。
祭壇の前で手を合わせ、何かが起きていることを感じるノギョン。
先程のフォンとの一件で、思い悩むウォル。そこへノギョンが来る。

ノギョン「おそばを守る時間に何故ここにいるのだ?何か、あったの?」

ウォル「神母様、私は…一体誰ですか?
両親に捨てられ道を彷徨っていた私に神気を感じ、神母様が育ててくださったと言いましたよね?」

ノギョン「何故急にそんなことを聞くの?」

ウォル「最近になって…しきりに変なものが目に見えるのです。
間違いなく他の人の記憶を読み取っているようなのですが 、
まるで自分の記憶のように強烈に感じ、混乱します。」

ノギョン「まだ、神力をきちんと収めることが出来なくて起きた錯覚だ。だから過去を懐かしがらないで。」

ウォル「私が…その記憶の持ち主であるはずないですよね?
いくら似ているとはいえ、その人になることは出来ませんよね?」

そんなウォルの言葉に驚くノギョン、ウォルを不憫に思うソル。



ホ邸。
一人庭に出てきて夜空を見上げるヨム。
そんなヨムを離れた場所から見つめるソル。
すると、人の気配!

ヨム「誰だ!」

辺りを警戒し見回していると

ヤンミョン「わっ!」
とヨムの前に飛び出す。

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「あ!ヤンミョン君大監。驚かさないでくださいよ!」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン「驚かせ甲斐があるな~」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「え?何故毎回、塀越えなさるのですか?」

ヤンミョン「あ~それは…もう門よりこっちに慣れちゃったんだよ。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン「しかも夜間通行禁止時間だろ?巡官達を撒くのにとても大変だった(笑)」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン「さぁさぁ、寒いからさっさと中に入って酒でも一杯…」

とその時、ヨムの後ろに人影…

ヤンミョン「わっ!」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨムも驚く。

ヨム「ジェウン!君がこんな夜中にどうしたんだ?」
ヤンミョン「びっくりしただろ!何故そう気配無くあらわれるんだ?まさか私のように塀越えでもしたのか?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ウン「もう夜更けですから。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「御命で来たのか、友として来たのか?」



ヨムの部屋。

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ウン「儀賓(王族の身分ではないが、王族と結婚した人)大監に、
近いうちに宮殿へ来てくださいという御命がございました。」

ヨム「突然何の理由で、入宮をお命じになったのだ?」
ウン「…」
ヨム「確かに、王様の命もなしに、君は口を割らないだろう。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ウン「御命を伝えたので、これで帰ります。」
ヨム「もう行くのか?」
ウン「護衛の席を空けすぎました。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

席を立とうとして、ふと机の上の本にはさんでいたしおりが目に入るウン。

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

そんなウンを見て
ヨム「ヨヌが誕生日の贈り物に作ってくれた物だ。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ウン「ならば、妹さんの字ですか?」
ヨム「そうだ。」
ウン「手並みが普通ではありませんね。」

ヨム「書画だけでなく学問にも優れ、女性として生まれたのがもったいない位だった。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「だがそれよりも、人を思いやる心が強い子でした。だけどそんなこと何故聞くんだ?」

ウン「ただ…目についたので尋ねただけです。」



ホ邸 外。
塀越しにホ邸を見ていたソルが寂しそうに帰っていく。
そんなソルの後姿を木陰から見るウン。
突然後ろからウンの奇襲を受けるソル。
刃を振り回して戦う二人。

ウン「誰が送った者だ?儀賓大監宅を見守る理由は、何だ?」
一瞬の隙をねらって逃げるソルの後姿を見ながら

ウン心の声「女か?」



ヨムの部屋。
ヤンミョン「キム・ジェウンあいつが女に関心を持つなんて、実に珍しいな。
天地が引っくり返るんじゃないか?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「女だなんて…違いますよ。」
ヤンミョン「何が違うのさ。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヤンミョン「女は女だろう…」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「そういえば大監こそ、想い人が出来たと聞きました。」
ヤンミョン「あ…ミナ王女が言ったんだな。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「本当でございますか?私はただの冗談だと思っていましたが。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「本当なんですね!どんな方ですか?」
ヤンミョン「そうだな…どんな人だろうか?実は私もよく知らないんだ…」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「えぇ?!」
ヤンミョン「君は知ってるか?実は8年前、世子嬪最終選択の前の晩、この家の別棟の塀を越えたんだ。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

回想。
幼いヤンミョン「私と一緒に行くか?王子の座もヤンミョン君という称号も全部捨てて、
お前をさらって逃げることも出来るぞ。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

現実。
ヤンミョン「でも君の妹は何と答えたと思う?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

回想。
幼いヨヌ「冗談が過ぎます。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

現実。
ヤンミョン「その澄んだ瞳から揺るぎない決心が見えて、それ以上何も言えなかったよ。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ヨム「大監…」
ヤンミョン「それでもだ…もしもあの日私が…笑いなどで自分の心を誤魔化さなかったなら…」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

回想。
ウォル「ご自身の心をだまし偽って生きていくのは…本当につらいことでありませんか。」

現実。
ヤンミョン「(涙を流し)もう少し勇気を出して手を差し伸べていたら…
真心を尽くして、逃げようと言っていたら…今頃あの娘…私のそばにいたであろうか?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話



星宿庁 ウォルの部屋。
ソル「まだお休みでなかったのですか?」
ウォル「あなたこそ夜更けにどこ行って…ケガしてるじゃない!何があったの?」
ソル「ただ剣術の練習中に失敗してちょっとかすっただけです。」
ウォル「こっちに来て、傷を見るわ。」
ソル「もぅホントに大丈夫ですから。服が裂けただけでケガはしてませんよ。」
ウォル「一体どこに行って来たの?」
ソル「ただ…昔お仕えしていたお宅へちょっと…」
ウォル「いい方々だったのね。今でも昔の主人宅を訪ねるところをみると。」

ソル「はい…本当にいい方々でした。動物以下として扱われていた私に、人として接してくださり、
ソルというきれいな名前も付けてくださって。」

ソル心の声「お嬢様は、そのようなお方でした…」



ホ邸 ヨムの部屋。
先程のヤンミョンとの会話を思い出していた。

回想。
ヤンミョン「君と私はこうして年をとって行くのに、私の記憶の中の君の妹は、変わらず13歳だ。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話



ヨヌの部屋へ来るヨム。
部屋を見回しヨヌを思い出すヨム。ふと囲碁盤に目が留まる。

回想。
幼いヨヌの声「一手不退…一度置かれた手は、絶対に取り消したり動かすことはできない。
確かに、そう教えてくださいましたよね?」

碁石を握り締め涙するヨム。
ふと碁盤を開けて見ると、「世子様へ」と書かれた一通の手紙が入っていた。

回想。
幼いヨヌ「人の心もまた同じです。一度置かれた心は、簡単に動かすことは出来ないので、
選別の結果がどうなろうとも私は…世子様を欺くことはできません。」



通り。
ホ邸の帰り道、一人歩くヤンミョン。
すると何か気配を感じる。

ヤンミョン「幽霊か?人間か?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

見ると、チャンシルだった。

ヤンミョン「お前は!」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「私よ、兄さん。」
ヤンミョン「(驚いて)お前がこんな時間に何故ここに?」
チャンシル「ごめん、兄さん。私が悪かったわ。」
ヤンミョン「ごめんって、何のことだ?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「兄さんが探している人、私が会わせてあげる。」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

チャンシル「(ヤンミョンに抱きつき泣きながら)兄さんは、私の命の恩人だからその恩を必ず返すわ。
私の体が引き裂かれても必ず返すの。私が必ず、会わせてあげるからそんなに苦しまないで、ね?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

【レビュー】太陽を抱く月 第10話



ホ邸。
ヨヌが最期の力を振り絞って書いたフォンへの手紙を偶然に発見したヨム。
その手紙を握り締め、呆然とするのであった。



康寧殿。
布団に入るがなかなか寝付けないフォン。

回想。
ウォルの声「私にどなたの痕跡を探しているのですか?私を通して…どなたを見ているのでございますか?」

現実。
ウォルがいない席を眺め、ため息をつくフォン。



ホ邸 シン氏の部屋。
夜通し刺繍をしていたシン氏と、あくびをするミナ王女。

シン氏「もうお部屋にお戻りください。もう私ひとりで大丈夫です。」
ミナ王女「いいえ!義母様がお元気になるまでは、一時もおそばから離れませんよ。」
シン氏「王女様のおかげで気分がすっかり良くなりました。これ以上悲しみませんから…」

そこへヨムが入ってきた。
ヨム「母上…王女様もここにいらしたんですか?」
シン氏「私が寂しがるかと思って、昨日から一時も離れられなかったのよ。」
ヨム「気を遣っていただいて、ありがとうございます。」
ミナ王女「夫婦ですのに何故そのようなお言葉を…(ヨムの服を見て)旦那様、宮殿へ行くのですか?」
ヨム「はい。昨晩御命を受けましたので。」
ミナ王女「何故今頃おっしゃるのですか?早く分かっていたら、私もお供しましたのに…」

ヨム「そこまで考えが及びませんでした。次は必ずそうしますね。
(シン氏へ向かって)では行って参ります、母上。」

シン氏「王様に迷惑をかけないようにふるまいなさい。」
部屋を出て行くヨム。

シン氏「一人で入宮するので、怒ったのですか?」
ミナ王女「怒っているのではありません。不安なのです。」
シン氏「不安だとは?何がそんなに不安なのですか?」
ミナ王女「それは、旦那様が入宮なされば…」



宮殿の一角。
ミナの心配通り、入宮したヨムを見て女官達は大騒ぎ。
ヨムの前を歩いていたユン・スチャンは、自分がイケてるんだと勘違い~



康寧殿。
フォン「師匠様!何故入宮されないのですか?
私から先にお呼びしなければ顔さえ見せてくれないのですか?」

ヨム「王様、先に礼を尽くすのでお座りください。」
フォン「礼なんて何を。(女官達に向かって)みなの者!はやく茶菓を持って参れ。
それから師匠様と私は二人きりで談笑を交わすから、誰も入れずに皆は下がっていなさい。」

返事の代わりに満面の笑みで答えるヒョンソン。ヨムに微笑むフォン。



官僚 執務室。
ユン・スチャン「儀賓(ヨム)が入宮したですと?こんなことがあっていいのですか?
一生生かされながら静かに生きることが、儀賓になった者の宿命よ!
真昼間に、宮殿に出入りするなんてとんでもない話ではありませぬか?」

ハン・ジェギル「まったくその通りだ。昔から儀賓という身分は、政治的活動は勿論のこと、
学問的な対外活動さえ容認されないという厳然な法度があるし。」

ユン・スチャン「危険な事です。おかげで女官達の間で私の順位が下がってしまったじゃないですか。」
ハン・ジェギル「順位…とは?」

ユン・スチャン「これまで宮殿内で、 イケメンの人気順位は雲剣(ウン)の次が、 即ちこの私ではないですか?
ところがこうして私の勢いを揺るがして帰ってしまったら、どうしろと言うのですか!」

ハン・ジェギル「揺るがされる勢いなんてあるのかい?」
シム・サン「これはもしや…散らばった士林(儒者仲間)達を呼び集めるための王様の策略ならば…」
ハン・ジェギル「しかしホ・ヨムあの者は、士林を先導するような気質ではなかろう?」

シム・サン「ホ・ヨムは士林達にとって象徴的な存在さ。
あの者の存在自体も士林達が結集するきっかけになる可能性がある。」

ユン・デヒョン「もしかしたら…あいつの父ホ・ヨンジェ以上の影響力があるかも分からぬ。」

ユン・デヒョン心の声「ホ・ヨム…翼を折られたあの者が一体何故宮殿に来たのだろうか?」



康寧殿。
フォン「(切なげな表情)これは…何ですか?」
見ると、ヨムがヨヌの部屋で見つけた「世子様へ」と書かれた手紙…

ヨム「私の妹が残した…最後の手紙でございます。
もう過ぎたことなので、そのままにしておこうかと思いましたが、
遅まきながら手紙の持ち主へお返しするのが、道理だと思いまして…」

フォン「これが本当に…ヨヌが私に残した手紙ですか?」
ヨム「さようでございます。」
フォン「ヨヌが…最期に私に残した…」

ヨム「妹が生前、夫としてお慕いした唯一の方が王様でございます。
罪人の手紙だからと、たとえ燃やすことになったとしても…
王様がそうしてくださるなら、そうしてくださるならば…冥土にいる妹も、喜ぶと思います。」

泣きながら震える手で手紙を手に取るフォン。

ヨム「ではこれを以って、妹を…忘れて下さい。(頭を下げ)王様のおそばにはもう中殿様がいらっしゃいます。
これ以上中殿様に寂しい思いをさせませぬように。
王様がいつまでも、妹の影から抜け出せないでいらっしゃることは、私の妹も、望んではいないと思います。
私と妹の心からの願いでございます、どうかお聞き入れください。(顔を上げフォンの目を見て)王様…」

フォン「すべてを…忘れろと言うんだな…」
涙するフォン。



康寧殿 外。
ヒョンソン「儀賓大監、これからもたびたび立ち寄って下さい。
王様はそぶりは見せませんが、とても偲んでおられます。」

ヨム「儀賓となった者が、気軽に宮殿に来る事ができましょうか?どうか君が王様のおそばでお支えしてくれ。」

帰っていくヨムの背中を見ながら
ヒョンソン「(独り言)儀賓大監こそ…王様のおそばをお守りすべきでした…」



康寧殿 フォンの部屋。
「世子様へ」ヨヌの手紙をゆっくり読み始めるフォン。

回想。
力を振り絞って手紙を書くシーン…
実家に送り返されたヨヌに秘密裏に会いに来たフォンが、自ら"太陽を抱いた月"と名付けた簪をヨヌに渡し、
それを握り締めるヨヌのシーン…
世子にしたためた手紙をヨヌが碁盤の中に収めるシーン…の中

幼いヨヌの声「世子様、最後の力を振り絞って、この手紙を残して行きます。
もしかしてご迷惑になるか、でなければ世子様には届かないかもしれませんが、このようにしたためます。
私…この世を去る前に世子様にお会いできただけでもとても幸せでした。
ですからもうこのくらいになさって、私のことはもう思い出にしてください。
父上が、じきに薬を持っていらっしゃるでしょう。
その薬を飲めばもう永遠に世子様にはお目にかかることは出来ないでしょう。
どうか、私の事はお忘れになり、私の命さえもお力になさって、万代に永く輝く聖君になって下さい。」

ヒョンソン大泣き。

フォン「(泣きながら)ヨヌは私を力づけるために…目を閉じるその瞬間まで、
最後の力を振り絞って手紙を残して行ったというのに…まったく自分という奴は…自分と言う奴は…
どんなにつらかっただろうか…どんなに苦しかっただろうか…
あんなに綺麗だった文字が、こんなにも乱れるとは…ヒョンソン…」

ヒョンソン「はい、王様。」
フォン「副提調尚宮に、華角凾(手紙などを入れておく箱)を探して来いと伝えろ。」
ヒョンソン「え?」

フォン「思い出せない…ヨヌの字が、思い出せない。見なければならない。
私にくれたあの手紙を…もう一度見なければならない。」

ヒョンソン「ご用命…しかと承りました…」



交泰殿。
中殿の前に女官が一人。
この女官、中殿がフォンの動きを探るため、チョ尚宮に探させた
至密女官(康寧殿に仕える女官で、こちらの人間として使いものになる女官)だ。

女官「昨晩散歩からお戻りの後は、厄受け巫女に今晩は来なくてよいとお命じになりました。」
中殿「散歩?夜更けに共に散歩したと言うのか?」
宮女「以前から萬機(君主が行う様々な政務)がお忙しいと、たびたびお散歩なさってらしたので…」
中殿「ならば、その後は何かあったのか?」

宮女「特に…あ!昼に儀賓大監がいらっしゃったあと、気分が優れないように拝見しておりましたら、
急に華角凾を持って来いとお命じになりました。」

中殿「華角凾?」
宮女「はい、見たところ、ただの普通の華角凾でしたが、蓋に"雨"という文字が刻まれていました。」
中殿「今、"雨"と言ったか?」



康寧殿。
蓋に"雨"と刻まれた華角凾を開けると、13歳のヨヌがしたためた手紙が…
その手紙を広げて見て涙するフォン。
すると何かに気付き、ウォルが隠し持って来ていた手紙を慌てて広げるフォン。
幼いヨヌの字とウォルの字を比べてみるフォン。

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

フォン「ウン…」
ウン「お申し付けください。」
フォン「ウォルを…ウォルを連れて参れ。今すぐウォルを呼んで来い!!!」



宮殿の一角。
康寧殿へ向かうウォル。すると突然物陰からウォルの肩をつかむ手…
壁に押し付けられるウォル。

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

ウォルは宮殿の星宿庁にいることをチャンシルから聞いたヤンミョンだった。

ヤンミョン「私が…分からないか?」

【レビュー】太陽を抱く月 第10話

【レビュー】太陽を抱く月 第10話


その頃フォンは、13歳のヨヌの字とウォルの字をひとつひとつ丁寧に見比べ…確信した。


レビュー作成:ILWOOSTORY Japanスタッフ pomu

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